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ロアッソ&カマタマーレ&ヴォルターズLOVE♪ 熊本在住熊本県民
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◆本日のお相手◆
ウチの紙芝居ではお約束みたいなもんなので。



太陽神ラーが乗り移ったかのようなビッグフラッグが美しかったです!


我らが赤馬衆は太陽光のイエローの中にあって、ホームの真っ赤な武者がえしユニで登場でした。とくに日立台のピッチは芝の緑が美しくて赤ユニが映えましたね。


もちろんミナミくんのライムグリーンの武者がえしユニもね。



彼はこのユニで前所属チームと戦います。


この後はかなり講談調になってますので、きちんと試合の流れが読みたい人には不向きです。めくって読もうとする方はご用心。


オバサン的ミナミくん劇場となっております。ハイ♪♪

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◆勝負の時◆
前半はロアッソサポに背を預け「熊本の子供は雄太の背中を見て育つ」というゲーフラを背負って戦うはずだったミナミくん。


コイントスがどうなったのか現地ではわからなかったけど、それぞれ円陣を赤と黄の固まりが何となくばらけて移動し始めるに至り、攻守交代に気付きました。

なんといきなり日立台ミナミくん劇場が盛り上がります。




ゴールマウスを交代する際、彼がまっすぐにレイソルの選手の真っ直中に走っていくのが見えました。



この光景はロアッソゴール裏から見ていても胸を打つものがありました。ステキだったな〜♪

そして12年間自分たちの守り神であった彼を敵として迎えるレイソルサポーターの皆さんの心境、私のようなヒヨッ子サポには想像もできない葛藤だったろうと思います。
向こう側のゴールネットの元へ着いた瞬間、レイソルゴール裏に軽く手を挙げたミナミくんに対して最前列のサポーターが一気に走り寄り、ブーイングと拍手と声援とが入り交じった、これまでどの試合でも聞いたことのない不思議などよめきがこちらのゴール裏まで聞こえてきました。


しかし勝負は勝負。一切の感傷を断ち切る試合開始の笛が鳴り響きました。

ただ、試合内容に関してはここでああだったこうだったと書く必要はないので、サクッと省略します。

私はただ、この90分間をひたすら「南雄太を漢にするため」の一点をのみ念じて声を出し飛び跳ね腕を振って赤馬衆を鼓舞し続けたつもりです。

柏レイソルは首位を走るチームの強さを、最初からロアッソにぶつけてきました。正確無比な攻撃態勢で滞ることなく波状攻撃を情け容赦なく繰り返し、予想通り守備陣が踏ん張りミナミくんが最後の砦となって、猛攻をはね返し続けました。



試合が進むに従って異様な空気が醸成されていく日立台の真っ直中で、ロアッソサポーターも向こう側の黄色い大集団も、たぶん視線はレイソルではなくロアッソのゴール前に集中していただろうと思います。

もちろん、ロアッソの攻撃が成功してレイソルから点を取り勝ち点3を熊本に持ち帰るのが大命題だから、そのチャンスを待つこと=鉄壁の守備からの攻撃に他ならず。

試合前のお面合戦のファニータイムなどどこにも無かったかのような、どちらのサポーターも体験したことのないオーラがピッチから溢れ出す真剣勝負の前半は、それこそあっという間に過ぎ去っていきました。



HTになってもその場を動けず、いつの間にか照明灯で選手の影が四方に伸びていることや吹き付ける風がまだ九州にはない冷たさであることにも、ようよう気付く始末。



そして後半、やっと我が守護神の背中を押す45分が始まりました。




試合の流れはご存知より。こちらにチャンスらしいチャンスは数度。ロアッソのゴールマウスを守る守護神をその後ろで支える私たちも、一瞬も気が抜けない緊張感に縛られた45分間となりました。







この試合で、ミナミくんの鬼神のストッパーぶりばかりが話題になるのは仕方ないけど、私の目にはこの試合赤馬衆全員の、太縄のような鉄の守備意識がビシビシ感じられて、レイソルの選手がシュートを外しあるいはミナミくんのキーパーグローブに押さえ込まれるたびに、胸が一杯になり声が掠れて涙が溢れてしょうがなかったです。





それは攻め込まれて失点しそうだからでも、レイソルの強さに圧倒されたからでもなく。

あの日あの時あの場に立っていた者にしか絶対にわからない、荒ぶる魂のぶつかり合いを自分の耳目でしっかりと受け止めて、尚かつ赤馬衆のサポであることの誇らしさに感動していたからかもしれません。

私にとってサッカーとは、ホームチームを応援することは、スタイルでもファッションでも暇つぶしでもなく。日常になくてはならない水や空気と同等の生きるための糧だから、どんな試合にも楽しさや悔しさや輝きや感動がぎっしり詰まっているんです。

何を大袈裟なと思うのは個人の自由。人それぞれの感覚は大切。

でもね。

後半35分。この日一番感動的だった場面です。ミナミくんが足を攣ってしまい、レイソルFW北嶋選手が心配げに彼を見ている表情にまた熱い涙が込み上げました。



気丈な私たちの守護神はその後の10分+6分、痛む足でロアッソ熊本のゴールを死守し続けました。



このとき、私だけかもしれませんが試合時間を示す正面の時計が45分を指して停止しているのに気付いたあと、アディショナルタイムが何分あるのかまったくわからなかったんです。

誰かに情報を求めようにも試合は続いているし誰も「あと何分?」と聞かない。もしかすると周りの仲間もアディショナルタイムに入ったことすら気付いていなかったのかもしれない。だから、ただただ、主審が終了の笛を吹くその瞬間まで声を出し続けるしかありませんでした。

そして試合終了の笛は、皮肉にも猛攻にほんの少しのほつれが見えたレイソル陣をかいくぐって赤馬衆が向こう側ハーフにボールを持っていき、攻撃を組み立てようとあきらめないプレーを続けていたときに主審が高々と上げた腕とともに、死闘の熱気渦巻く日立台に響き渡りました。



笛の瞬間、スイッチの切れたロボットのようにその場に崩おれる赤と黄の選手たちに向かい、思わず雄叫びを上げていたのは完全に無意識だったなあ……(^^;)。



思えば、あの場所にいた誰もが目に見えない炎を四角いピッチ上空にこれでもかと吹き上げた試合だったと思います。

このシーンは私たちよりレイソルサポさんの方がよくよく見えたことでしょう。



今日の、柏レイソルvsロアッソ熊本による劇団☆新感線ばりのアクション巨編はこうして幕を下ろしました。

できれば「ホームチームが放った21本のシュートをどれ一つ決めさせなかったロアッソ熊本の守護神」の顔をしっかりと覚えて心に刻んでおいてください。そしてその表情を胸に納めてどうかJ1に上がってください。



またいずれ、彼はこの日立台のゴールを守るためにやって来ます。真っ赤な戦闘ユニを身に纏ったFP10人と、サポーターの私たちと一緒にね♪(^o^)v 
太陽イエロー軍団の素晴らしいサポの皆様には、ぜひそれまで待っていていただきたいと思います。


とても表現できない感動と興奮の余韻は、ゴール裏に勢揃いして一礼してくれた赤馬衆のこれ以上なく頼もしい姿とともに、身に余るほどの幸福感へと変化していきました。




アウェー柏戦という、今シーズン最大にして最高の舞台はこうして0-0のスコアレスドローで幕を閉じました。

この結果をどういう角度で読むのかは、それぞれのサポやチーム関係者の立場でも違うだろうし、ゴール裏とメインスタやバクスタからの視点によっても違うはず。何物にも代え難いこの90分間をたった一つの鋳型に填めるなんてできない相談だもん。



言葉がいくらあっても足りない、J2第31節・柏レイソル×ロアッソ熊本の試合は、私の目にはこんな試合だったというところで、柏戦日記全巻の終わりです。


全然違うやんけ!という異論はどっかヨソでやってね。ヨロシク。



あー終わった。やっと終わった! 



さあ寝ます。おやすみ〜〜(-_-)。


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