赤馬衆日記2017 おくることば

赤馬衆日記2017

ロアッソ＆カマタマーレ＆ヴォルターズLOVE♪　熊本在住熊本県民

2024/05/02 (Thu)　17:09:23

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2010/11/24 (Wed)　21:44:53

シーズン終了間近はつらいなあ。

チームのファンであるだけなら誰がプレーしようが

さほど気にもとめないで済むのかもしれない。

でも、プレーヤーを見てしまうと

彼らのプレーだけでなく人間くささも目に入る。

こんなプレーをする選手がこんなものを好きなんだ、とか

あんなプレーをする選手が意外な性格してるんだ、とか

人としての魅力に惹き付けられたらもうダメです。

ユニフォーム着たサッカー選手という記号的存在から

大きくはみ出した部分を好きにならずにいられない。

そしてその感情は一度吹き出したらもう止まらない。

気がついたら、チームを越えて彼らの虜になっている。

とりもなおさず、その「感情」が応援力の源となり

自分の生活の一部に、知らず取り込んでしまっている。

それが日常の「感覚」として意識することなく生活していって

ある日突然「退団」「契約満了」という事務手続きのみで

それまでの「日常」が消え失せるわけです。

痛みを伴わないわけがない。

涙を伴わないわけがない。

人の「感情」はそうそう簡単に次のページにめくれるわけじゃない。

自分の気持ちにもケリを付けなきゃならないし

それまでの「日常」を自分の手で捨てなきゃならない。

辛い作業だよ。ホントに。毎年毎年。

でもそういう辛い刻を経て、チームは実際に強くなるし

サポーターはより一層チームに在籍した選手に愛着を持つんです。

年月を重ねればそれは増えることはあっても減ることはなく

自分の中にも思い出の引き出しは選手の数だけ増えていく。

涙や辛さをきちんと自分の中で消化しそれを受け入れてこそ

次の段階へ一段上がることができるんだと思っています。

誰が去っても誰が来ても、その選手が「ロアッソ熊本」を背負って

戦った事実だけは未来永劫消えることがないから。

今年もまた。

来シーズンのための「涙」を流そう。

去る人たちをきちんと見送ろう。

28日は、応援の声に去りゆく選手への送辞をこめよう。

毎年毎年私には、それしかできないから。

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