赤馬衆日記2017 壁はまだ壁のままだけど・愛媛戦その1

赤馬衆日記2017

ロアッソ＆カマタマーレ＆ヴォルターズLOVE♪　熊本在住熊本県民

2024/05/19 (Sun)　17:55:09

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2013/04/19 (Fri)　01:00:02

壁はまだ壁のままだけど・愛媛戦その1

◆キタジの言葉◆
愛媛戦に関して自分の言葉をあれこれ考えているうちに、キタジくんのブログを目にしてしまった。

自分は参戦した試合の日記を書くにあたっては、拙ブログをアップするまで選手やサポ仲間のブログや日記を読まないことにしているけれど、今回はちょっとした出来心で先に読んでしまった。

しまったなあと思ったけれど、いつもの敗戦分析とは少し違うその文面を読んで最初に思ったのは

「そうきましたか」という気持ち。

タイトルは「愛媛戦」。

そして、少し書いておきたい感想が浮かんできたのでこちらを先に書いておきます。

（大しておもしろくもないからスルー推奨）

[0回]

◆最後の部分◆

実際、後半ATに相手に決められて万事休すという敗戦はこれまでもロアッソ熊本が何度も食らってきた負け方で、少し歴史を重ねた赤馬サポなら目の前で見て脱力した経験がある人も多いはず。

ただし。同じATに決勝弾を食らって万事休すでも、昨日の試合はその前の長崎戦での地獄のような敗戦の後だけに、これまでの「リーグ戦の敗戦のひとつ」とは意味合いが全く異なっていたことも、現場に参戦していたサポには肌に染みる実感として理解できたんじゃないかと思う。

こればかりは、中継アナと解説付きのTV越しでは絶対に理解できない、スタジアム中が一瞬真空地帯になったかのような冷たい絶望感を体感した者として、90分の最後まで勝利のためだけに戦っていたチームに対して長崎戦のようなブーイングや怒声は飛ばしようがなかったし、周囲でKYな怒声がひとつふたつ響いても誰もそれに追随しなかったんだろうと思っています。

何とも表現のしようがないゴール裏の凍り付いたままの空気の中から、重い足取りで挨拶に向かってくる選手に対して誰とも無く湧き上がったのが「ロッソと共に」でした。

選手にかける言葉が見つからない。

だけど今日の試合はピッチの中で確かに赤い戦士が躍動していた。

結果には繋がらなかったけれど、そのことだけはたった今自分たちの目でしっかり見た。

だからこその「ロッソと共に」。

あの歌詞には、あの場にいてあの試合を選手とともに戦ったサポーターの心が全て詰まっていたんじゃないでしょうか。

普通であれば敗戦に対するブーイングで溢れかえる重苦しい雰囲気に覆われるゴール裏が、勝利のカモンロッソの正反対の立場で心が一つになる瞬間があるとは、サポとして正直想像もしていませんでした。

誰も何も言わなくても。そこに収斂したサポーターの気持ちを、キタジくんはきちんと酌み取ってくれました。

勝ちたくて勝利が欲しくてそのために戦って、最後の一撃に崩れ落ちた戦士としての心の中に、サポーターのチャントをきちんと入れてくれて、尚且つ「救われた」とまで言及してくれた「ロアッソ熊本の39番」は、あの時泣いていましたね。

そんな彼を見て、でも自分は涙しなかった。これはこちらの感情の重さが長崎戦とは一段違っていたから。その段差を、この時キタジくんの涙がフラットにしてくれたと勝手に思っています。

だけど選手がサポに近づいたという表現は違うと思う。
お互いの居場所と向いている方角が同じなのは基本。昨日は一時的に向きを変えお互いがお互いの姿をしっかり見合ったと解釈します。

個人的な思いも含めて、そうだったらいいなという都合のいい解釈です。思い込みだと言われればそれまで。でもそういう瓢箪から駒もロアッソ熊本らしくていいと自分は思ってる。

そこまで思わせてくれたのがキタジくんのブログだったというオチです。

このエントリは「たまには負け試合でも夢見させてよね」で終わりましょ。

でもって。現実はこう↓