◆さよならは言いたくない◆
昔のフォークソングのタイトルみたいだけど本心です。

2011年8月4日午後1時6分だったそうです。

2日前までチームメイトと試合や練習でサポーターを魅了するプレーを見せてくれていた松田直樹選手が34歳で天に召されました。

きっと自分でも、あれ？あれ？と思いながらも自分に何が起きたのかわからないうちに意識が薄れてしまったのだろうと思います。

人々はひとり残らず彼が目覚めることを祈り続けましたが、神様は首を縦に振ってはくださらず、そのままあの世のドアの向こうへ彼を連れていってしまいました。

…………できることなら。

この世では、ご家族をはじめ松本山雅サポーターやサッカーファミリー全員が彼の帰りを胸をいためながら涙流しながら等しく待っていたことを、天国で松田選手にきちんと話してあげて下さい。

それができるのは、もうあなたしかいないのです。

私はただ、彼の冥福を祈るとともに、その眠りの安からんことを願うだけです。


松田直樹選手。
　日本のサッカー界にいてくれて、ありがとう。


天国でも大好きなサッカーをずっと続けてくださいね。


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　合掌。















　……号泣(T_T)

[0回]

◆TVにて◆
夜のニュース番組。民放はどこも判で押したように似たり寄ったりのお涙ちょうだい演出に鎬を削ってて興ざめだった。

そんな中でナレーション消して見たもの。

泣きながら「あざっす！」とだけ絞り出したキジさん。

訃報を聞いて駆け付けたポーカーフェイスが悲しそうだったタクミくん。

コメント慣れした口調がかえって感情を押し殺していたカズさん。

海千山千のスポーツマスコミに必死で対応していたJFLの専務さん。

まだ現実感を認められないように心を閉じて対応していた松本山雅の監督さん。



映像を見ればそれでわかる。余分な与太ナレーションや枝葉を付けて得意がる構成など一切いらない。


彼らの表情だけが真実だった。


そして誤解を恐れずに言ってしまうけど、サッカー関係者の訃報は、家族を失うような痛みを伴うんだと松田選手の死で、つくづく思い知りました。

申し訳ないけど他の競技で同じことが起きても、親戚知人と同じレベルほどには動揺しないと自覚しました。


今日ほど自分がサッカーファミリーの末端にいると自覚したことはない。


あらためて。


松田直樹選手のご冥福を心からお祈りします。