赤馬衆日記2017 あんたがたどこさ湘南戦・その2

赤馬衆日記2017

ロアッソ＆カマタマーレ＆ヴォルターズLOVE♪　熊本在住熊本県民

2024/05/02 (Thu)　20:29:58

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2011/09/06 (Tue)　15:06:10

あんたがたどこさ湘南戦・その2

◆西日差す◆
少し前までは試合が始まってからもしばらくは太陽が目に眩しかったけれど、さすがに9月となると19時の試合開始1時間前には陽が傾くようになりました。

熱帯夜の前触れのような暑さもかなりしのぎやすくなってきた時期。

オバサポが真っ先に考えるのは「これで90分間走り切るサッカーができる気候になってきた」ということです。

そんな9月最初の対戦相手は湘南ベルマーレ。

久しぶりのKKWINGにようこそ湘南サポの皆様。

日曜のナイトゲームしかもアウェー熊本とあって現地参戦も大変だと思います。自分がやりくり算段して参戦したこないだの東京v戦を思い出して、この場所で応援される皆さんには頭が下がります。

でも勝負は別！　いざお手合わせの段。

[0回]

◆気持ちは勝利へ◆
ゴール裏に辿りついたときにはもう選手紹介も終わって試合前練習の最中でした。

でもやっぱり8月の惨敗っぷりがアタマのどこかに3Dで焼き付いていてどうしても「大丈夫かな」という薄ら暗い疑念が、フライパンで熱せられていくにしたがって表面に一つ二つと浮き上がってくるホットケーキミックスの気泡のように、消しても消しても脳みその所々にほつほつと湧いて出るのをどうしようもなく。

でもね。

こんな時期今が初めてじゃないんだもん。どんなチーム状況だろうと応援しなきゃ自分に納得もできませんから。

◆試合◆
いつもより短い助走となった試合前のコールをしながら、ピッチに入ってきた時の顔を見たかったなと思ったりもしました。

キックインセレモニー。今節はがん征圧月間マッチということでエライ方がキックイン。

◆前半◆
どこかでつぶやいた通り。攻めてる時間帯でゴールを決める強い気持ちを見せてほしかった前半15分。

主審がちょっとぶつかるとすぐ笛を吹いてファールを取るんでおかしいなと思ったら、あらまああの悪名轟くオガワさんじゃありませんか！(-"-)。これを知ったときのゲンナリ脱力感といったらなかったね。……あーーあ。また試合が寸断される。まさにそのとおりの展開。

試合が進むに従って選手のプレーを萎縮させるかのように細かい笛を何度も吹きまくるところと第2第3の審判との連携の悪さ。
いわば、選手の持つダイナミックさを消しサッカーのおもしろさを削り試合のスムーズさを最小限に押さえる最低のジャッジ。以前は目を覆う偏りがあったけど、今日は戦う両選手＆サポに対してそんな感じだったのがもうね。

普通のジャッジもできるのに10分に一度は首を捻りたくなる笛を吹くんだもん。そこも含めて試合を運ばねばならない選手のストレス如何ばかりかとお察ししたくなる90分間でもありました。

というわけで攻めていても得点にならない前半。
それだけは勘弁してぇぇと思った瞬間に取られたゴール前のファールから湘南のお見事なFKで先制点献上。これはゴール裏から見ていてもものすごかった。いくらウチのキャプテンでもあのコース予想は無理でした。

その後「同点で終わろう」と応援していたものの、ああ今日もまた無得点かと沈みたくなるような前半終了の笛。これまたタイミングわるー(*_*)

◆HT◆
試合前にご飯食べる暇がなかったSコ姉さまと二人慌ててモグモグやってたら今日もまた黒いのがキタよ。今日はえらく足が長いね(・.・;)

いつまでたってもロアッソくんが来ないので一人でゴール裏パフォ。障害走のハードル見ながら思案中。

手前に廻ってよいしょとハードルによじ登り静止！

落ちるよー！というサポさんの声なにするものぞの安定感でした。でもいつもの足の長さだと無理な技だったのはナイショね。

その後観客席とのコンタクトに励む。手前の男性は熱烈モフファンの方でございます(^▽^)

広いスタジアムなのに小技も披露。猫のマネして大旗にじゃれてます。写真じゃわからないけど猫っぽい手の動きがなんとも可愛い♪

ところで職場放棄した子馬はどこ行った？と思ったらこんなところにいました。

ピッチにいるくまモンと何やらじゃんけんポン。今日の小芝居は細かすぎて伝わらないモノマネ選手権みたいなノリ。

ゴール裏に忍び込むのは久しぶり。おおデカイ顔(笑)。

面白かったけど赤黒漫才に気を取られてたおかげで、またしてもエネルギー調達はたこ焼き4個で終わってしまった。これからゴールに向かってもらう応援するのに腹に力が入るかなあ。

◆後半◆
今の赤馬衆を見るにここも不安材料。後半立ち上がりの守備を突かれて今まで何度相手の攻撃陣に無駄な元気を出させたことか。

今日もビハインド状態で後半に追加点取られたらどうしようとか、取り返せないうちに足が止まったらどうしようとか、このまま逃げ切られたらまた観客が減っちゃうじゃんとか。必死にコールしてるつもりでも、そんな感じで現実逃避の刃がちくちく背中を脅すわけですよ。

でも今日の赤馬衆はテンションを保ち続けてくれた。それはこっちにもすごく伝わってきました。

フリスビーを追いかけるワンコのように何とか足でボールを捉えてシュートに持ち込もうとするタケトミくんの飢餓感。辛抱強くボールの出どころを狙いここしかないというタイミングでシュートするもバーの上を通過させて悔しがるエジ兄さん。いつもなら足が止まりそうな時間帯でも顔を真赤にしてボールを持った相手に競りに行くナガサワくん。

誰もがとにかく点を取るんだと叫びながらプレーしているような状況で、時間は進むけどゴールネットは揺れない。こんちくしょーーー！！とお下品な言葉が胸の内を行き来する時間帯が続きました。ええ後半45分丸々！

そして大型ビジョンに「アディショナルタイム4分」と表示され、ますます募る絶望感を振り払いながらヒートアップするコールに必死でついていきながら、こちら側のゴール前でせめぎあう赤馬衆の姿に涙が滲んできた瞬間。

あのオガワさんの笛が天上の調べのように鳴り響いたんです。わーっと歓喜に湧いたのはいいけど、これには一瞬目が点になりました。

　あの人がこのシーンで

　ウチに有利な笛を吹くなんて

　ありえなーい！！

……ごめんねー。それくらい信用してないんだよー(^_^;)

でも吹いたんです。湘南ゴールの真ん前であわやPKかという距離でヨシイくんがもらったファールでこの日一番光り輝くFKをもたらしてくれたんです。
わはは～～！o(*▽*)o

あとはもー言うまでもなく、そこからの

　タクちゃん一人舞台

本当に本当に嬉しかったこのゴール。湘南の先制点に劣らぬテクニカルな一撃をゴールドのスパイクから放ってくれたのでした。

それまで込み上げてきていたものがこの同点打で一気に別物に変換されて、もう一度胸からせり上がってきたのは言うまでもありません。

でも勝利するにはもう1点必要！！　時間のある限り逃げるな！！

サポーターって欲深いんですよ。ほんの1分前は負けをも覚悟する時間帯だったのに追いついた瞬間から狩る者の貪欲さを全身から迸らせる集団になるんです。それこそがゴール裏の魅力でもありますよね。

しかし。今日の赤馬劇場はここで終幕。

最後は主審の存在を忘れるほど熱中したけれど、その熱気を終わらせるのもまた主審。試合終了の笛がKKWINGに鳴り響いたのでした。

死屍累々。笛と同時にその場に崩折れる紅白の選手たち。

でもどっちかというと勝ちを逃した湘南の白が緑のピッチに蹲る姿の方が多かった気がします。

双方ともお疲れ様でした！

久しぶりに0のないホーム大型ビジョンの我がチーム試合結果。

でも試合後の挨拶にやってきた選手たちに笑顔はなかったです。

サポーターにも笑顔はなかったと思います。

負けなくて良かったとか追いついて良かったとか。そんな段階はもう要らない。

ロアッソ熊本はそういう場所にいるんだということを、ここできっぱりと身に刻み込んでほしい。

そしてシーズンが終わるまでそこから「俺たちは絶対勝つんだ」という「真っ赤な血」を流し続けてほしい。

それはサポーターもそういう気持ちだから。勝利に飢えてヒリヒリと痛む傷をなだめるには勝利しかないのだという自覚。毎試合90分かけてそこへ行き着くのだという覚悟。

チームにはそこを磨いてほしいのです。まだ遅くないからこの勝ち点1から始めましょう。

　真っ赤に積み上げる勝ち点の山を！

………………

やっぱりさー。

勝たないとこの中途半端な感覚は拭えない。いくら書いてもすっきりしないのよー！うーむうーーむ。

でも区切りはついたってことで、湘南戦の表の日記はこれにて終わりますったら終わります。

次は番外編。こっちは楽しくまいりますヨ♪♪

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